インフルエンザ予防接種 65歳の自己負担と期間|2026年 大阪・泉州12市町

公開日:医療・健康

執筆:汐谷 那々子

65歳以上の人などを対象にした高齢者のインフルエンザ定期予防接種が、大阪府泉州地域(大阪・泉州)の12市町で2026年10月1日から始まっています。自己負担額は12市町とも1,000円ですが、接種できる期間の終わりや、無料になる人、受けられる医療機関の範囲は市町によって違います。この記事は2026年10月22日時点の各市町の公式情報をもとにしています。

国の定期接種の概要

インフルエンザは予防接種法のB類疾病に位置づけられ、高齢者の定期接種は個人の発病や重症化を防ぐことを目的に、市町村が実施しています。厚生労働省のインフルエンザワクチン(季節性)のページでは、対象者を次のように示しています。

  • 65歳以上の人
  • 60〜64歳で、心臓・腎臓・呼吸器の機能に障害があり、身の回りの生活が極度に制限される人(おおむね身体障害者手帳1級相当)
  • 60〜64歳で、ヒト免疫不全ウイルス(HIV)による免疫の機能に障害があり、日常生活がほとんど不可能な人(おおむね身体障害者手帳1級相当)

接種は毎年度1回で、使うワクチンはインフルエンザHAワクチンです。費用は原則有料で、実施期間や費用は自治体によって異なるとされています。定期接種で健康被害が生じ、国が認定した場合は、予防接種法に基づく救済制度の対象になります。

高齢者向けの高用量インフルエンザワクチンについては、2026年2月12日の厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会の資料で、定期接種に用いる場合の対象を75歳以上とする規定案が示され、関連する政省令案は製品の用法・用量などが確定してから改めて諮問する方針とされています。泉州12市町の公式ページで、2026年度に高用量ワクチンや経鼻ワクチンを定期接種として扱うという記載は確認できませんでした。高石市・泉大津市・泉佐野市・田尻町・岬町は、使用するワクチンをインフルエンザHAワクチンと明記しています。

泉州12市町の高齢者インフルエンザ予防接種一覧

2026年10月22日時点で各市町の公式ページに書かれている内容です。

市町

自己負担額/接種期間

接種できる医療機関

高石市

1,000円/2026年10月1日〜2027年1月31日

市内の指定医療機関

泉大津市

1,000円/2026年10月1日〜2027年1月31日

市内の指定医療機関

忠岡町

1,000円/2026年10月1日〜2027年1月31日

町内と泉大津市内の受託医療機関

和泉市

1,000円/2026年10月1日〜2027年1月31日

市内の実施医療機関

岸和田市

1,000円/2026年10月1日〜2027年1月31日

市内の実施医療機関

貝塚市

1,000円/2026年10月1日〜12月31日

市の実施医療機関一覧の医療機関

熊取町

1,000円/2026年10月1日〜12月31日

町内と泉佐野市・田尻町・泉南市・阪南市・岬町の協力医療機関

泉佐野市

1,000円/2026年10月1日〜12月31日

泉州南部6市町の指定医療機関

田尻町

1,000円/2026年10月1日〜12月末

町内の協力医療機関(5市町は健康課へ問い合わせ)

泉南市

1,000円/2026年10月1日〜12月31日

泉州南部6市町の指定医療機関

阪南市

1,000円/2026年10月1日〜12月31日

市内の委託医療機関

岬町

1,000円/2026年10月1日〜12月31日

泉州南部6市町の指定医療機関

市町で違う点

  • 接種期間の終わり:高石市・泉大津市・忠岡町・和泉市・岸和田市は2027年1月31日まで。貝塚市・熊取町・泉佐野市・田尻町・泉南市・阪南市・岬町は2026年12月31日(12月末)までで、熊取町と泉佐野市は医療機関の年内最終診療日までとしています
  • 開始時期の前倒し:熊取町は、2026年度は例年より前倒しして10月1日から開始すると案内しています
  • 市民税非課税世帯の無料:和泉市・岸和田市・貝塚市・熊取町・泉佐野市・田尻町・泉南市・岬町の公式ページには、非課税世帯の人が申請により無料(免除)になることが書かれています。高石市・泉大津市・忠岡町・阪南市の公式ページには、生活保護世帯の人の免除が書かれています
  • そのほかの無料の対象:岸和田市は、身体障害者手帳1・2級の人と、中国残留邦人等支援給付を受けている人も無料です。介護保険負担限度額認定証を持つ人は、認定証の提示で無料になります
  • 接種できる医療機関の範囲:熊取町・泉佐野市・泉南市・岬町は、泉佐野市・熊取町・田尻町・泉南市・阪南市・岬町の6市町の指定(協力)医療機関で受けられます。田尻町は町内の協力医療機関を案内し、5市町の医療機関は健康課へ問い合わせるよう案内しています。忠岡町は町内と泉大津市内の受託医療機関です。高石市・泉大津市・和泉市・岸和田市・貝塚市・阪南市は市内の医療機関での接種が原則です

手続き・受けるときの注意

  • 予約は医療機関へ直接:多くの市町が、実施医療機関へ直接予約・問い合わせをするよう案内しています。阪南市と岬町は接種券や個別の案内がないと明記しています。実施日や予約の受け付け方は医療機関によって異なります
  • 無料にするには事前の手続き:非課税世帯の無料券や免除証明書は、多くの市町で接種前の申請が必要です。貝塚市は、接種後に申請しても助成できないと明記しています。熊取町は免除の申請が年度ごとに必要です
  • 生活保護世帯の人:生活保護受給証明書や医療券などを医療機関に出す市町が多く、市町によって必要な書類や申請先が異なります
  • 期間外や対象外は全額自己負担:公費で受けられるのは期間中の1回だけです。2回目以降や期間外、対象年齢でない人の接種は任意接種となり、全額自己負担です
  • 指定の医療機関以外で受ける場合:入院・入所などやむを得ない理由がある場合は、接種前に依頼書の申請が必要です。費用をいったん全額払い、後から上限額まで償還される市町が多く、申請期限は岸和田市・泉佐野市が2027年3月31日まで、泉南市が2027年2月1日までです
  • 持ち物:本人確認書類(マイナ保険証・マイナンバーカード・運転免許証など)と自己負担金。60〜64歳の対象者は身体障害者手帳や医師の診断書が必要です

各市町の公式ページ

12市町の自己負担額と接種期間、無料になる人の違いは、比較表のページでも確認できます。泉州12市町の高齢者インフルエンザ予防接種の比較表

#ニュース#予防接種#高齢者

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