帯状疱疹ワクチン 定期接種 自己負担2026年度版|大阪・泉州12市町を比較
執筆:汐谷 那々子
帯状疱疹ワクチンは2025年度(令和7年度)から予防接種法に基づく定期接種になり、2026年度(令和8年度)も65歳になる人などが公費の助成を受けて接種できます。大阪府泉州地域(大阪・泉州)の12市町でも、令和8年4月1日から令和9年3月31日まで定期接種が行われています。この記事は2026年10月22日時点の各市町の公式情報をもとにしています。
国の制度の概要
厚生労働省「帯状疱疹ワクチン」によると、2025年度から65歳の人などへの帯状疱疹ワクチンの予防接種が定期接種の対象になりました。定期接種の対象は次のとおりです。
- その年度に65歳を迎える人
- 60〜64歳で、ヒト免疫不全ウイルス(HIV)による免疫の機能に障害があり、日常生活がほとんど不可能な人
- 2025年度から2029年度までの5年間の経過措置として、その年度内に70・75・80・85・90・95・100歳になる人
2026年度は、令和8年度中に65・70・75・80・85・90・95・100歳になる人が対象です。ワクチンは生ワクチンと組換えワクチンの2種類があり、どちらか1種類を接種します。
- 生ワクチン:皮下に1回接種
- 組換えワクチン(シングリックス):2か月以上の間隔をあけて筋肉内に2回接種(病気や治療で免疫の機能が低下している人などは、医師の判断で1か月まで短縮できる)
厚生労働省のページでは、定期接種の実施期間や費用は自治体によって異なるとされています。水痘(水ぼうそう)や帯状疱疹にかかったことがある人も対象です。過去に帯状疱疹ワクチンを接種したことがある人が対象になるかどうかは、住んでいる市町村に問い合わせるよう案内されています。
泉州12市町の帯状疱疹ワクチン自己負担一覧
2026年10月22日時点で、各市町の公式ページに掲載されている令和8年度の自己負担額です。組換えワクチンは1回あたりの額で、2回接種します。
市町 | 自己負担(生ワクチン/組換えワクチン) | 補足(自己負担の免除) |
|---|---|---|
高石市 | 4,500円(1回)/1回11,000円(2回) | 生活保護 |
泉大津市 | 4,950円(1回)/1回18,150円(2回) | 生活保護 |
忠岡町 | 4,500円(1回)/1回11,000円(2回) | 生活保護 |
和泉市 | 4,500円(1回)/1回11,000円(2回) | 生活保護・市府民税非課税世帯 |
岸和田市 | 4,500円(1回)/1回11,000円(2回) | 生活保護・市民税非課税世帯・身体障害者手帳1・2級など |
貝塚市 | 4,500円(1回)/1回11,000円(2回) | 生活保護・市民税非課税世帯 |
熊取町 | 4,500円(1回)/1回11,000円(2回) | 生活保護・住民税非課税世帯 |
泉佐野市 | 4,500円(1回)/1回11,000円(2回) | 生活保護・市民税非課税世帯 |
田尻町 | 4,500円(1回)/1回11,000円(2回) | 生活保護・住民税非課税世帯 |
泉南市 | 4,500円(1回)/1回11,000円(2回) | 生活保護・住民税非課税世帯 |
阪南市 | 4,500円(1回)/1回11,000円(2回) | ページに記載なし |
岬町 | 4,500円(1回)/1回11,000円(2回) | 生活保護・住民税非課税世帯 |
12市町とも、令和8年度中に65・70・75・80・85・90・95・100歳になる人を対象としており、接種期間は令和9年3月31日までです。
市町で違う点
- 自己負担額:11市町は生ワクチン4,500円、組換えワクチン1回11,000円(2回で22,000円)。泉大津市は生ワクチン4,950円、組換えワクチンは「1回につき18,150円」と掲載されています
- 住民税非課税世帯の免除:和泉市・岸和田市・貝塚市・熊取町・泉佐野市・田尻町・泉南市・岬町は、生活保護に加えて住民税非課税世帯も自己負担の免除の対象です
- 生活保護のみの記載:高石市・泉大津市・忠岡町の帯状疱疹のページは、免除の対象として生活保護のみを記載しています
- その他の免除:岸和田市は身体障害者手帳1・2級を持つ人と、中国残留邦人等の支援給付を受ける人も無料です
- 免除の記載がない市町:阪南市の帯状疱疹のページには、自己負担の免除についての記載がありません
- 対象外の人への独自の助成:12市町とも、帯状疱疹の定期接種のページに、定期接種の対象外の人への市町独自の助成は書かれていません
手続き・受けるときの注意
- 組換えワクチンの2回目の時期:2回目が令和9年4月1日以降になると、定期接種ではなく任意接種になり、全額自己負担です。熊取町は1回目を令和9年1月までに受けるよう案内しています
- 免除は接種前に申請:住民税非課税世帯の免除は、多くの市町で接種前に保健センターなどでの手続きが必要です。忠岡町は生活保護世帯の免除も接種前の申請が必要で、接種後の申請は無効としています。岸和田市は組換えワクチンの2回目のために再度の無料証明書の申請が必要です
- 課税状況の判定時期:岸和田市では、令和8年5月31日までの接種は令和7年度、6月1日以降の接種は令和8年度の課税状況で判定します
- 指定医療機関以外での接種:市内(町内)の指定医療機関以外で受ける場合は、事前に依頼書などの手続きが必要な市町があります。高石市は市内の指定医療機関以外での接種を全額自己負担としています
- 一生に一度:定期接種の助成は1人1回(組換えワクチンは2回で1回分)です。過去に接種を済ませた人の扱いは市町によって案内が異なるため、接種記録を持って各市町に確認してください
各市町の公式ページ
- 高石市「帯状疱疹ワクチン」
- 泉大津市「高齢者帯状疱疹予防接種」
- 忠岡町「帯状疱疹ワクチン予防接種」
- 和泉市「高齢者(定期)帯状疱疹予防接種について」
- 岸和田市「帯状疱疹ワクチン定期接種のお知らせ」
- 貝塚市「高齢者帯状疱疹定期予防接種について」
- 熊取町「高齢者帯状疱疹の定期接種について」
- 泉佐野市「令和8年度 高齢者帯状疱疹定期予防接種について」
- 田尻町「大人の予防接種」
- 泉南市「令和8年度高齢者帯状疱疹定期予防接種」
- 阪南市「高齢者帯状疱疹定期予防接種について」
- 岬町「帯状疱疹定期予防接種」
12市町の対象年齢・自己負担・免除の違いは、泉州12市町の帯状疱疹ワクチン定期接種の自己負担の比較表で一覧にしています。