乳がん検診 自己負担はいくら?2026年度(令和8年度)大阪・泉州12市町

公開日:医療・健康

執筆:汐谷 那々子

大阪府泉州地域(大阪・泉州)の12市町が令和8年度(2026年度)に行っている乳がん検診(40歳以上の女性のマンモグラフィ検査)の自己負担額は、和泉市・熊取町・岬町が無料、高石市・泉大津市・忠岡町・阪南市が500円(阪南市国民健康保険の加入者は無料)、貝塚市・泉南市が700円、岸和田市・田尻町が1,000円、泉佐野市が1,100円です。受診間隔は、泉大津市・忠岡町が年度に1回です。ほかの10市町は2年に1回で、「偶数年齢の年度」「前年度の受診者は対象外」など、書き方は市町で違います。岬町は令和8年4月1日から検(健)診費用を全て無料にしました。自己負担のある市町でも、70歳以上(貝塚市・田尻町・泉南市)や生活保護・市民税非課税世帯などは費用が免除・減免される場合があり、昭和60年4月2日〜昭和61年4月1日生まれの人には無料クーポン券を送る市町もあります。この記事は2026年10月25日時点の各市町の公式情報をもとにしています。

乳がん検診の対象と受診間隔(国の考え方)

  • 国の考え方:厚生労働省は、40歳以上の女性に2年に1回、マンモグラフィによる乳がん検診を受けるよう呼びかけています(厚生労働省 がん対策推進企業アクション「乳がん検診」)
  • 市町の検診:確認した12市町とも、40歳以上の女性を対象に、マンモグラフィ検査による乳がん検診を行っています。12市町とも、保健センターなどでの集団検診と、医療機関での個別検診を案内しています
  • 職場などで受けられる人:泉大津市は職場などで検診を受ける機会のない人を対象とし、岸和田市は勤務先で受診できる人、貝塚市は勤め先などで検診を受ける機会のある人を対象外としています

2026年10月25日に、厚生労働省と各市町の公式ページで確認しました。

大阪・泉州12市町の自己負担額と受診間隔の一覧

各市町の令和8年度の乳がん検診(40歳以上のマンモグラフィ検査)の案内に書かれている、自己負担額、対象・受診間隔、費用が免除・無料になる人です。2026年10月25日に各市町の公式ページで確認しました。

市町

自己負担額

対象・受診間隔

費用が免除・無料になる人(ページの記載)

高石市

500円

40歳以上(年度末年齢)、2年に1回(年度末年齢が偶数の年度が基本)

ページ・資料に記載なし

泉大津市

500円

40歳以上、年度に1回(前回から8か月以上あける)

生活保護受給者、無料クーポン券の対象者

忠岡町

500円

40歳以上、年度に1回

生活保護受給世帯(受診前に申請)、無料券の対象者

和泉市

無料

40歳以上、令和9年3月31日時点で偶数年齢になる人(奇数年齢で前年度に受けていない人は受診券が必要)

(費用は無料)

岸和田市

1,000円

受診日現在40歳以上の偶数年齢、2年に1回

生活保護、市民税非課税世帯、ひとり親家庭医療証・身体障害者手帳(1・2級)所持、後期高齢者医療の被保険者など

貝塚市

700円

検診当日40歳以上の偶数年齢、2年に1回

70歳以上、市民税非課税世帯・生活保護(受診前に申請)

熊取町

無料

検診当日に満40歳以上、2年度に1回

(費用は無料)

泉佐野市

1,100円

40歳以上、前年度の受診者は対象外

生活保護、世帯全員が市民税非課税の世帯、後期高齢者(減免)

田尻町

1,000円

40歳以上(年度末年齢)、2年度に1回

70歳以上、65歳以上の後期高齢者医療制度の対象者、住民税非課税・被保護世帯(申請)

泉南市

700円

40歳以上、2年度に1回

70歳以上、住民税非課税世帯(手続き)、生活保護

阪南市

500円(阪南市国民健康保険の加入者は無料)

受診当日40歳以上、令和7年4月以降に市助成の検診を受けた人は対象外

阪南市国民健康保険の加入者、生活保護世帯

岬町

無料

満40歳以上、2年に1回(今年度・昨年度の受診者は対象外)

(費用は無料)

対象・受診間隔は、各市町のページの書き方に合わせています。免除・無料になる人は、受診前の申請や、当日の証明書・保険証などの提示が必要な場合があります。高石市は、生活保護などの費用の免除について、確認したページと資料に記載がありません。

市町で違う点

  • 自己負担額:無料が和泉市・熊取町・岬町、500円が高石市・泉大津市・忠岡町・阪南市、700円が貝塚市・泉南市、1,000円が岸和田市・田尻町、1,100円が泉佐野市です。岬町は、令和8年4月1日から全ての検(健)診費用を無料にしました。阪南市は、阪南市国民健康保険の加入者を無料としています
  • 受診間隔:泉大津市・忠岡町は年度に1回で、泉大津市は前回の乳がん検診と8か月以上あけるよう案内しています。岸和田市・貝塚市は偶数年齢、高石市・和泉市は年度末に偶数年齢になる人を基本の対象としています。岬町は「2年に1回」、熊取町・田尻町・泉南市は「2年度に1回」と書いています。泉佐野市は前年度の受診者、阪南市は令和7年4月以降に市助成の検診を受けた人を対象外としています
  • 年齢の数え方:岸和田市は受診日現在、貝塚市・熊取町・阪南市は検診(受診)当日、高石市・田尻町は年度末年齢、和泉市は令和9年3月31日時点の年齢で数えています。泉大津市・忠岡町は、昭和62年3月31日以前に生まれた人を40歳以上の対象としています
  • 費用の免除:70歳以上を免除としているのは貝塚市・田尻町・泉南市です。後期高齢者医療の被保険者を免除・減免としているのは岸和田市・泉佐野市・田尻町(65歳以上の対象者)です。市民税(住民税)非課税世帯を免除・減免としているのは岸和田市・貝塚市・泉佐野市・田尻町・泉南市です。生活保護の受給者・世帯の免除は、自己負担のある9市町のうち高石市を除く8市町がページに書いています
  • 30歳代の超音波(エコー)検査:貝塚市は検診当日に30〜39歳の女性を対象に毎年度(個別検診、700円)、忠岡町は30歳代の女性を対象に条件付きで(500円)、乳房の超音波検査を案内しています
  • 市外の医療機関など:貝塚市・熊取町・泉佐野市・泉南市・阪南市は、市外・町外の医療機関も受診先として載せています。高石市は、市外の医療機関で受ける場合は受診前に健幸増進課での手続きが必要としています。大阪がん循環器病予防センター(大阪市城東区)で受ける場合は、高石市・泉大津市・泉佐野市・田尻町・泉南市・岬町が事前の手続きや受診券が必要とし、熊取町は健康・いきいき高齢課に問い合わせるよう案内しています

2026年10月25日に各市町の公式ページで確認しました。

受診の前に確かめたいこと

  • 無料クーポン券:昭和60年4月2日〜昭和61年4月1日生まれの人(忠岡町は「年度末年齢41歳」と表記)に、泉大津市・忠岡町・和泉市・岸和田市・泉佐野市が無料クーポン券(無料券)を送っています。忠岡町の無料券の有効期限は令和9年3月31日です。高石市は、無料クーポン券を持っている人は手続きをせずに直接医療機関へ連絡するよう案内しています
  • 奇数年齢の人・前年度に受けていない人:高石市は、年度末年齢が奇数で昨年度に受けていない人が個別検診を受ける場合、受診前に健幸増進課での手続きが必要としています。和泉市は受診券が必要、岸和田市は受診券を交付(初回に限る)、貝塚市は健康推進課に相談するよう案内しています
  • 個別検診の期間:医療機関での個別検診は、高石市・忠岡町・和泉市・阪南市が2027年(令和9年)3月末まで、泉大津市・岸和田市・貝塚市が通年としています。和泉市は、実施期間の後半(特に1月・2月)は混雑するため、2月末日までの受診に間に合うよう申し込むよう案内しています
  • 今後の集団検診(2026年10月25日確認):岬町は11月1日(日曜日、女性限定の検診日)・12月1日(火曜日)・2027年1月25日(月曜日)です。高石市は12月〜3月の集団検診のインターネット予約を11月3日(火曜日)17時まで受け付け、電話予約は11月5日(木曜日)9時からです。貝塚市は11月4日(水曜日)〜2027年3月15日(月曜日)に7回で、12月21日・1月29日(いずれも午後)は検診中の保育があります(要予約)。泉南市は11月12日(木曜日)・11月15日(日曜日)・12月15日(火曜日)・2027年2月4日(木曜日)で、11月12日午後は保育があります。熊取町は11月25日(水曜日)午前・11月26日(木曜日)・2027年1月14日(木曜日)午前・2月8日(月曜日)です。泉大津市は、すべてのがん検診を1日で受けられる日を12月7日(月曜日)と2027年3月14日(日曜日)に設けています。和泉市の2027年1月〜2月の集団検診は、12月8日から保健センターへの電話で申し込みます。阪南市の保健センターでの乳がん検診は、2027年2月16日(火曜日)午後・3月14日(日曜日)です。田尻町は、大阪がん循環器病予防センターでの女性のための土曜日検診を案内しています
  • 受けられない人:妊娠中・授乳中の人、豊胸術を受けた人、ペースメーカーなどを装着している人は受けられないと、高石市・泉大津市・和泉市・岸和田市・貝塚市・熊取町・泉佐野市がページや資料に書いています。しこりなどの自覚症状がある人は、検診ではなく医療機関を受診するよう、高石市・泉大津市・貝塚市・熊取町・泉佐野市が案内しています

日程や費用は変わることがあります。受ける前に、お住まいの市町の公式ページで確かめてください。

各市町の公式ページ

12市町の自己負担額と受診間隔は、大阪・泉州12市町の乳がん検診の比較表でも並べて確認できます。医療・健康の分野では、65歳以上の定期接種の自己負担も、高齢者のインフルエンザ予防接種の比較表と高齢者の肺炎球菌ワクチンの比較表で大阪・泉州12市町を比べています。

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