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介護保険料はいくら?65歳以上の基準額|2026年度 大阪・泉州12市町

公開日:医療・健康

執筆:汐谷 那々子

大阪府泉州地域(大阪・泉州)12市町の65歳以上の介護保険料の基準額(第9期:2024〜2026年度(令和6〜8年度))は、年額73,640円から83,880円、大阪府の一覧の月額では6,137円から6,990円です。12市町とも大阪府平均の月額7,486円を下回ります。全国平均の月額6,225円と比べると、高石市(6,137円)は下回り、ほかの11市町は上回ります。所得段階は、高石市・和泉市・貝塚市・泉佐野市・田尻町・阪南市が13段階、忠岡町・泉南市・岬町が14段階、泉大津市が15段階、岸和田市・熊取町が16段階で、実際の保険料は本人と世帯の住民税の課税状況と所得で決まります。2026年度は第9期の最後の年で、2027年度からの第10期の保険料は各市町が次の計画で決めます。2026年11月1日時点の各市町の公式ページで確認しました。

65歳以上の介護保険料の仕組み(国の制度)

  • 決め方:65歳以上(第1号被保険者)の介護保険料は、市町(保険者)ごとに決めます。第9期は2024〜2026年度(令和6〜8年度)の3年間です。忠岡町・岸和田市・貝塚市・熊取町・田尻町・阪南市は、保険料を3年ごとに見直す、または3年ごとの計画で決めると案内しています
  • 負担の割合:厚生労働省は、市町が介護保険給付費の約23%に相当する額を65歳以上の人の保険料として賦課するとしています(厚生労働省「第1号保険料の在り方について」(社会保障審議会介護保険部会 第136回 資料1、PDF))。和泉市・熊取町・田尻町・泉南市・岬町も、ページや資料で23%と説明しています
  • 所得段階:基準額をもとに、本人と世帯の住民税の課税状況や所得で段階を分けます。国の標準は13段階です。確認した12市町の段階の数は13〜16段階で、基準額に対する割合も市町で違います。和泉市のページと熊取町・田尻町の資料は、第1〜第3段階の保険料を公費の投入で軽減していると説明しています
  • 全国と大阪府の平均:第9期の基準額の全国平均は月額6,225円です(第1期は2,911円)。大阪府内の平均(加重平均)は、第8期の6,826円から第9期は7,486円(9.7%増)です(大阪府「第9期(令和6から8年度)介護保険料基準額について」)
  • 40〜64歳の人:40〜64歳(第2号被保険者)の介護保険料は、加入している医療保険の算定方法で決まります(高石市・貝塚市のページに記載)。この記事では65歳以上の保険料を扱います

第10期(2027〜2029年度)に向けた国の検討状況

厚生労働省の社会保障審議会介護保険部会は、2026年9月18日の第136回で、第10期の第1号保険料について、高所得者の標準乗率の見直しや、住民税が課税になったときの保険料の上がり幅の緩和を含む標準段階の見直しを検討することを論点として示しました。現在の階段方式を含めたあり方については、中長期的な検討が必要という考え方を示しています。2026年10月26日の第137回では「持続可能性の確保(給付と負担)」を議題にしました(厚生労働省「第137回社会保障審議会介護保険部会の資料について」)。いずれも部会で検討中の内容で、決まったものではありません。

2026年11月1日に、厚生労働省・大阪府と各市町の公式ページで確認しました。

大阪・泉州12市町の介護保険料の基準額の一覧

各市町の介護保険料のページ・資料に書かれている、第9期(2024〜2026年度(令和6〜8年度))の基準額(年額)と所得段階の数です。2026年11月1日に各市町の公式ページで確認しました。

市町

基準額(年額)

月額(大阪府の一覧)

所得段階

最上位の段階の年額

補足

高石市

73,640円

6,137円

13段階

176,730円(基準額×2.40)

月額は第8期と同額

泉大津市

81,010円

6,751円

15段階

210,630円(基準額×2.6)

第8期の月額は5,876円

忠岡町

76,766円

6,397円

14段階

199,590円

第8期の11段階から14段階に。第8期の月額は6,410円

和泉市

78,510円

6,543円

13段階

188,430円(基準額×2.4)

第8期の月額は6,159円

岸和田市

80,800円

6,733円

16段階

210,100円(基準額×2.6)

令和8年度の介護保険料額表の額。第8期の月額は6,375円

貝塚市

77,700円

6,477円

13段階

186,500円(基準額×2.4)

基準額77,724円をもとに100円未満を四捨五入した年額

熊取町

75,852円

6,321円

16段階

182,044円(基準額×2.4)

介護給付費準備基金を取り崩し、基準額(月額)を第8期と同額に据え置き

泉佐野市

83,880円

6,990円

13段階

201,312円(基準額×2.4)

第8期の基準額は年額79,800円

田尻町

81,000円

6,750円

13段階

194,400円(基準額×2.4)

町の資料も月6,750円。月額は第8期と同額

泉南市

75,000円

6,250円

14段階

247,500円(基準額×3.30)

月額は第8期と同額

阪南市

75,600円

6,300円

13段階

151,200円(基準額×2.0)

第8期の月額は6,200円

岬町

75,000円

6,250円

14段階

165,000円

計画の概要版も月額6,250円。第8期の月額は6,000円

年額は各市町のページ・資料の値、月額は大阪府「第9期(令和6から8年度)介護保険料基準額について」(2024年4月8日更新)の値です。貝塚市の年額は、基準額77,724円をもとに100円未満を四捨五入した額です。基準額は第5段階の人の保険料で、実際の保険料は所得段階で変わります。

市町で違う点

基準額(年額・月額)

  • 12市町の基準額は年額73,640円から83,880円、大阪府の一覧の月額では6,137円から6,990円です
  • 年額73,000円台:高石市が73,640円です
  • 年額75,000円台:泉南市と岬町が75,000円、阪南市が75,600円、熊取町が75,852円です
  • 年額76,000円〜79,000円台:忠岡町が76,766円、貝塚市が77,700円、和泉市が78,510円です
  • 年額80,000円以上:岸和田市が80,800円、田尻町が81,000円、泉大津市が81,010円、泉佐野市が83,880円です
  • 月額の書き方:田尻町は町の資料に「月6,750円」、岬町は第9期計画の概要版に月額6,250円と書いています

所得段階の数と最上位の段階の額

  • 13段階:高石市・和泉市・貝塚市・泉佐野市・田尻町・阪南市
  • 14段階:忠岡町・泉南市・岬町。忠岡町は、第8期の11段階から第9期は14段階にしたと説明しています
  • 15段階:泉大津市
  • 16段階:岸和田市・熊取町
  • 最上位の段階の年額は151,200円から247,500円です。最上位の段階の基準額に対する割合は、確認したページ・資料では、阪南市が2.0倍、高石市・和泉市・貝塚市・熊取町・泉佐野市・田尻町が2.4倍(高石市の段階表の表記は2.40倍)、泉大津市・岸和田市が2.6倍、泉南市が3.30倍です
  • 最上位の段階の所得の区切り(合計所得金額など)は、高石市・和泉市・貝塚市・泉佐野市・田尻町・阪南市が720万円以上、岬町が730万円以上、忠岡町が820万円以上、岸和田市が920万円以上、泉大津市・泉南市が1,000万円以上、熊取町が1,020万円以上です

第8期(2021〜2023年度)からの変化

大阪府の一覧で、第8期と第9期の基準額(月額)を比べた結果です。

第8期から第9期への月額(大阪府の一覧)

市町

同額

高石市(6,137円)、熊取町(6,321円)、田尻町(6,750円)、泉南市(6,250円)

下がった

忠岡町(6,410円から6,397円)

上がった

泉大津市(5,876円から6,751円)、和泉市(6,159円から6,543円)、岸和田市(6,375円から6,733円)、貝塚市(6,169円から6,477円)、泉佐野市(6,650円から6,990円)、阪南市(6,200円から6,300円)、岬町(6,000円から6,250円)

  • 熊取町は、介護給付費準備基金を取り崩して、基準額(月額)を第8期と同額に据え置いたと説明しています
  • 田尻町は、介護予防の取り組みや介護給付費準備基金の取り崩しなどで、保険料の上昇を抑えたと説明しています
  • 泉佐野市は、基準額が第8期の年額79,800円から第9期は83,880円になったと説明しています

納め方と2026年度の注意

  • 年金からの天引き:高石市・泉大津市・田尻町のページと熊取町の資料は、年金が年額18万円(月額15,000円)以上の人は原則として年金から天引き(特別徴収)と案内しています
  • 年度の途中で65歳になった人・転入した人:泉大津市・田尻町は、年度の途中で65歳になった人や転入した人などを、納付書・口座振替で納める人(普通徴収)に挙げています
  • 2026年度(令和8年度)の特例措置:令和7年度の税制改正で給与所得控除の最低保証額が55万円から65万円に引き上げられたことを受けて介護保険法施行令が改正され、令和8年度分の介護保険料に限り、改正前の控除額と同じように算定する特例措置があります。岬町・阪南市・田尻町がページで案内しています。対象は、令和7年中の給与収入が55万1,000円以上190万円未満の65歳以上の人などです(岬町のページに記載)
  • 保険料額の通知と調整:田尻町は、確定した年額を7月10日に通知すると案内しています(2026年度分は通知日を過ぎています)。貝塚市は、令和8年度の年額が変わる場合は、原則として7月分以降の保険料で調整するとしています
  • 2027年度からの保険料:第10期の基準額と所得段階は、各市町が次の計画で決めます。泉佐野市は、次回の介護保険計画の見直しを令和9年度の予定としています。国の標準段階の見直しは検討中です

保険料の額・段階・納め方は変わることがあります。ご自身の保険料は、お住まいの市町の介護保険の担当課で確かめてください。

各市町の公式ページ

12市町の比較表

大阪・泉州12市町の65歳以上の介護保険料の基準額と所得段階の数、市町ごとの出典・確認日は、65歳以上の介護保険料の基準額(令和6〜8年度)の比較表で見られます。高齢者の予防接種は、高齢者の肺炎球菌ワクチン・帯状疱疹ワクチンの比較表で大阪・泉州12市町を比べています。

#ニュース#介護保険#高齢者

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