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特定健診は無料?いつまで?国保40〜74歳 2026年度 大阪・泉州12市町

公開日:医療・健康

執筆:汐谷 那々子

大阪府泉州地域(大阪・泉州)12市町の国民健康保険(市町村国保)の令和8年度(2026年度)の特定健診(40〜74歳)は、12市町とも基本的な健診を無料で受けられます。和泉市の集団健診は、令和8年度の案内PDFでは全員に市追加検査を行うため健診費用500円、集団健診のページでは費用を「無料」と表示しています。受診期間は、泉大津市・忠岡町・和泉市・岸和田市・熊取町・泉南市が2027年3月31日まで、貝塚市が2027年3月末まで、岬町が2027年3月までの年度内に1回です。阪南市は受診券の有効期限内とし、高石市・泉佐野市・田尻町は確認したページに終わりの日付の記載がありません。2026年11月1日時点の各市町の公式ページで確認しました。

特定健診の対象と仕組み(国の制度)

  • 対象と目的:厚生労働省は、特定健診を、生活習慣病の予防のために40〜74歳の人を対象に、メタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)に着目して行う健診としています。1年に1度の受診を呼びかけ、健診の結果、生活習慣の改善が必要な人には保健師・管理栄養士などによる特定保健指導を行います(厚生労働省「特定健診・特定保健指導について」)
  • 実施する人:特定健診は、高齢者の医療の確保に関する法律に基づき、医療保険者が実施します。市町の国保に加入している人の特定健診は、その市町の国保が実施します
  • 会社の健康保険の人と75歳以上の人:ほかの医療保険に加入している人は加入先の保険者の案内になること、75歳以上(一定の障害がある人は65歳以上)は大阪府後期高齢者医療広域連合の健康診査の対象になることを、岸和田市・熊取町・泉佐野市・泉南市などがページで案内しています
  • 全国の受診の状況:2024年度の特定健診の実施率は全体で61.5%(2023年度より1.6ポイント上昇)、市町村国保は38.8%でした。国は2029年度までに特定健診の実施率70%以上を目標にしています(厚生労働省「2024年度 特定健康診査・特定保健指導の実施状況」)
  • 2026年10月29日の訂正:厚生労働省は、2024年度の特定保健指導の終了者数と実施率(28.3%から28.9%)などの訂正を公表しました。特定健診の実施率61.5%は訂正の概要に含まれていません(厚生労働省「2024年度 特定健診・特定保健指導の実施状況の訂正について」(PDF))

2026年11月1日に、厚生労働省と各市町の公式ページで確認しました。

大阪・泉州12市町の特定健診の自己負担と受診期間の一覧

各市町の国保の特定健診の案内に書かれている、自己負担額・受診期間・受け方です。2026年11月1日に各市町の公式ページで確認しました。

市町

自己負担額

受診期間(2026年11月1日時点)

受け方

補足

高石市

無料

期限の記載なし

集団・個別

35〜39歳の国保加入者も集団健診で受けられる(市のページ)

泉大津市

無料

2027年3月31日まで

集団・個別

受診券の有効期限が2027年3月31日。個別健診は通年

忠岡町

無料

2027年3月31日まで

集団・個別

個別健診の実施期間は2026年5月11日〜2027年3月31日

和泉市

無料(集団は500円)

2027年3月31日まで

集団・個別

基本項目は無料。集団健診の500円は案内PDFの記載(集団健診のページは「無料」と表示)。個別健診は2026年5月1日〜

岸和田市

無料

2027年3月31日まで

集団・個別

受診券が届いてから。無料の記載は集団健診の案内PDF。人間ドックとあわせて年度内に1回

貝塚市

無料

2027年3月末まで

集団・個別

受診券の有効期限(75歳到達者は誕生日の前日まで)。受診者にQUOカード1,500円相当

熊取町

無料

2027年3月31日まで

集団・個別

個別健診は40〜74歳。30〜39歳の国保加入者も集団健診で受けられる(町のページ)

泉佐野市

無料

期限の記載なし

集団・個別

年1回。人間ドックとは同じ年度に両方受けられない

田尻町

無料

期限の記載なし

集団・個別

特定健診とがん検診の同日受診ができる。保育つき健診あり

泉南市

無料

2027年3月31日まで

集団・個別

受診券が届いてから。今年度75歳になる人は誕生日の前日まで

阪南市

無料

受診券の有効期限内

集団・個別

期限の日付は記載なし。受診者にはんなん共通商品券3,000円分(保険料に未納がある場合は対象外)

岬町

無料

2027年3月まで

集団・個別

4月〜翌年3月に1回、すべて予約制。15歳以上の国保加入者も受けられる(町のページ)

「期限の記載なし」は、確認したページに受診期間の終わりの日付が書かれていないという意味で、期限がないという意味ではありません。受診券に有効期限が書かれている場合があります。

市町で違う点

自己負担額

  • 無料:12市町とも、国保加入者の特定健診(基本的な項目)を無料としています
  • 和泉市の集団健診:和泉市は基本的な項目を無料とし、市内の医療機関では市追加検査(負担金は項目数に関係なく一律500円)を同時に受けられます。集団健診は、令和8年度の案内PDFでは全員に市追加検査を行うため健診費用500円、集団健診のページでは費用を「無料」と表示しています(2026年11月1日確認)。受ける前に和泉市の国民健康保険担当で確かめてください
  • 岸和田市は、特定健診のページに費用の記載がなく、集団健診の案内PDFに「特定健診の料金は無料」と書いています

受診期間と受診券の有効期限

  • 2027年3月31日まで:泉大津市(受診券の有効期限)・忠岡町(個別健診は2026年5月11日から)・和泉市(個別健診は2026年5月1日から)・岸和田市(受診券が届いてから)・熊取町(個別健診)・泉南市(受診券が届いてから。今年度75歳になる人は誕生日の前日まで)です
  • 貝塚市は、受診券の有効期限を3月末日(75歳到達者は誕生日の前日)としています
  • 岬町は、4月から翌年3月までの間に、集団か個別のいずれかで1回受けられるとしています
  • 阪南市は、受診券の有効期限内に受けるよう案内しています。確認したページ・資料に期限の日付の記載はありません
  • 高石市・泉佐野市・田尻町は、確認したページに受診期間の終わりの日付の記載がありません。高石市は、個別健診の実施日時を受診前に各医療機関へ問い合わせるよう案内しています

特定健診と同じ健診を受けられる年齢

国の特定健診の対象は40〜74歳です。次の市町は、特定健診と同じ健診を受けられる国保加入者の年齢を、市町のページで広げています。

  • 熊取町:30歳(2027年3月31日時点)から74歳の熊取町国保加入者が集団健診の対象です。個別健診は40〜74歳です
  • 高石市:35〜39歳の高石市国保加入者も集団健診で受けられます
  • 岬町:15歳以上の岬町国保加入者と、後期高齢者医療の対象者も特定健康診査の対象に挙げています

和泉市は、2027年3月31日までに40歳になる39歳の人も対象としています(誕生日前でも受診可)。貝塚市・阪南市は、年度内に40〜75歳になる国保加入者を対象とする書き方です。田尻町は、40歳以上(年度末年齢)の田尻町国保加入者を対象としています。

集団健診と個別健診

  • 12市町とも、保健センターなどでの集団健診と、医療機関での個別健診を案内しています。高石市・岸和田市・貝塚市・熊取町・阪南市は、大阪府内の指定・協力医療機関でも個別健診を受けられるとしています(和泉市は、市外の大阪府医師会加盟医療機関でも受けられる場合があるとしています)
  • 追加の検査:泉大津市は、市の集団健診と市内指定医療機関で、国の基本項目に加えて尿潜血・貧血・腎機能・心電図などを追加しています。泉南市は、尿潜血・貧血・心電図を市独自に追加しています。熊取町は、熊取町・泉佐野市・田尻町以外の医療機関では、心電図を医師が必要と認めた場合のみとしています
  • 泉大津市・田尻町・泉南市は特定健診とがん検診を同じ日に受けられると案内し、阪南市の保健センターでの集団健診はがん検診とのセットです

受診の特典

  • 貝塚市:特定健診を受けた人に1,500円相当のQUOカードを進呈するとしています
  • 阪南市:特定健診を受けた人に、後日はんなん共通商品券3,000円分を渡すとしています(申請不要。保険料に未納がある場合は対象外)

受ける前の注意

  • 同じ年度の2回目の受診:高石市・忠岡町・泉佐野市は、年度内の2回目の受診を全額自己負担としています。阪南市は、重複受診や資格喪失後の受診を全額自己負担としています。和泉市は、今年度内に2回以上受けたことが判明した場合、2回目以降の健診費用を全額返還としています。岸和田市は、年度内に2回以上の受診や資格喪失が判明した場合、助成額(特定健康診査で最大13,000円程度)を返還としています
  • 国保の資格を失った後の受診:高石市・阪南市は、資格を失った後の受診を全額自己負担としています
  • 人間ドックとの関係:熊取町・泉佐野市・泉南市は、同じ年度に特定健診と人間ドックの両方は受けられないとしています。和泉市は、同一年度内に集団健診と人間ドックの両方は受けられないとしています
  • 持ち物:受診券と、国保の資格を確認できるもの(マイナ保険証・資格確認書など)を持参するよう、高石市・泉大津市・忠岡町・岸和田市・貝塚市・熊取町・泉南市・阪南市がページ・資料で案内しています
  • 空腹で受ける:和泉市・貝塚市・熊取町・岬町は、正確な血液検査のため、健診前10時間程度は食事をとらないよう案内しています

冬の集団健診の予約(2026年11月1日時点)

  • 熊取町:冬季の集団健診(2027年2月8日〜10日、熊取ふれあいセンター)の予約受付を、2026年11月19日(木)午前10時から始めます(Web予約は前日から)
  • 和泉市:2027年1月の集団健診の申込みを、2026年12月8日から受け付けます。各日定員100名で、定員に達するまでの受付です
  • 集団健診の今後の日程は、和泉市・熊取町・泉南市・岬町・高石市がページや日程表に載せています。岸和田市は、5月の抽選のあと、空きのある日程を電話で受け付けるとしています。阪南市の保健センターでの集団健診は抽選で、申込みは5月7日に締め切られています

日程・自己負担・受診期間は変わることがあります。受ける前に、お住まいの市町の国保・健康づくりの担当課で確かめてください。

各市町の公式ページ

12市町の比較表

大阪・泉州12市町の特定健診の自己負担と受診期間、市町ごとの出典・確認日は、国民健康保険の特定健診の自己負担と受診期間(令和8年度)の比較表で見られます。がん検診は、肺がん検診・胃がん検診・大腸がん検診・乳がん検診・子宮頸がん検診の比較表で大阪・泉州12市町を比べています。

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