医療・健康

肺がん検診(胸部X線)の自己負担と対象年齢(令和8年度)を泉州12市町で比較

大阪府泉州地域(大阪・泉州)12市町が令和8年度(2026年度)に実施している肺がん検診(胸部X線検査)について、対象年齢と自己負担額、集団検診・個別検診の受け方を、各市町の公式ページの案内で比べます。国の指針の改正で検診項目から外れた喀痰細胞診の扱いも、ページの記載を確認しました。2026年10月28日に確認しました。

情報確認日:

比べる基準

  • 各市町が公開している令和8年度(2026年4月〜2027年3月)の肺がん検診(結核・肺がん検診を含む)の案内から、対象年齢と自己負担額、受け方を並べています
  • セルの値は「◯歳以上 ◯円(集団・個別)」の形です。「集団」は保健センターや検診車などでの集団検診、「個別」は医療機関(大阪がん循環器病予防センターを含む)での個別検診です。受け方によって自己負担額が違う市町(和泉市)は、有料になる受け方を括弧で書いています
  • 受け方が確認したページに書かれていない市町(岬町)は、受け方を省いています
  • 喀痰細胞診(喀痰検査)は、令和8年度から行わない・廃止したと書いている市町(岸和田市・貝塚市・阪南市)を詳細に書いています。ほかの市町は、確認したページ・資料に喀痰細胞診の記載がないという意味で、実施の有無を示すものではありません
  • 年齢の数え方は、年度末年齢が高石市・田尻町、受診日・検診当日が岸和田市・熊取町・阪南市、生年月日で示しているのが泉大津市・忠岡町・和泉市です。貝塚市・泉佐野市・泉南市・岬町は、確認したページに基準日の記載がありません
  • 費用の免除、結核の健診との関係、2026年10月28日時点の今後の集団検診の日程は、詳細・注意点に載せています
  • 国の指針(対象40歳以上、受診を特に推奨するのは40歳以上69歳以下、原則年1回、検診項目は質問と胸部エックス線検査)は、厚生労働省の「がん予防重点健康教育及びがん検診実施のための指針」によります。対象年齢・自己負担・受け方は各市町が決めて案内しています。内容は2026年10月28日に確認しました

肺がん検診(胸部X線)の自己負担と対象年齢(令和8年度)の12市町比較表

大阪府泉州地域12市町の公式情報をもとに作成。「確認中」は公式情報で確認できていない市町です。
市町対象年齢と自己負担額(受け方)出典確認日
高石市40歳以上 500円(集団)高石市の肺がん検診は「結核・肺がん検診」として、年度末年齢40歳以上の市民を対象に、問診と胸部レントゲン検査を行う。自己負担は500円で、受け方は検診バスによる集団検診。健幸増進課で事前に手続きをすると、大阪がん循環器病予防センターでも受けられる。対象年齢に上限はなく、胃がん・肺がん(結核)・大腸がん検診は1年に1度の受診を案内している。2026年10月28日時点で、今後の集団検診(肺・結核を含む日)は11月12日、12月15日、2027年1月24日・29日、2月15日、3月4日。12月〜3月分のインターネット予約は11月3日17時まで(3月4日分はシステムの不具合でインターネット予約ができず、11月5日から電話で受け付ける)、電話予約は11月5日9時から。確認したページ・資料に喀痰細胞診の記載はない。費用の免除(生活保護・非課税世帯など)の記載も、確認したページと令和8年度がん検診詳細(PDF)にない。65歳以上は感染症法に基づき毎年の受診を勧め、80歳以上は特に年1回の胸部レントゲン撮影を勧めている。対象外の人や適切な間隔をあけずに受けた場合は全額自己負担になることがある。痛みなどの自覚症状がある人や、受ける検診の部位を治療中・経過観察中の人は、検診ではなく医療機関を受診するよう案内している(令和8年度 がん検診詳細)。ページに更新日の表記はない(2026年10月28日確認)。高石市「令和8年度 がん検診詳細」(PDF)(新しいタブで開きます)2026年10月28日
泉大津市40歳以上 500円(集団・個別)泉大津市の肺がん検診は、40歳以上(昭和62年3月31日以前生まれ)の市民が対象で、問診と胸部レントゲン直接撮影を行う。65歳以上は結核検診を含む。自己負担は500円。保健センターの集団検診(ウェブ・電話・窓口で予約)と、大阪がん循環器病予防センターでの個別検診(通年、受診券が必要で事前に保健センターへ問い合わせ)で受けられる。年度に1回。令和8年度成人保健予定表では、2026年10月28日以降の集団検診(肺がん検診を含む日)は11月21日、12月7日、12月13日、2027年1月25日、2月19日、3月14日、3月29日。12月7日と3月14日は、1日ですべてのがん検診を受けられる日。生活保護受給者は自己負担が免除(検診当日に生活保護受給証明書を持参)。職場などで検診を受ける機会のない人が対象。自覚症状のある人は、検診を待たずに専門の医療機関を受診するよう案内している。確認したページに喀痰細胞診の記載はない。12月7日の曜日はページ・予定表とも「日曜日」と書かれているが、2026年12月7日は月曜日のため、受ける前に保健センターで確かめる必要がある。ページの更新日は2026年4月1日(2026年10月28日確認)。泉大津市「肺がん検診(65歳以上の結核検診を含む)」(新しいタブで開きます)2026年10月28日
忠岡町40歳以上 無料(集団・個別)忠岡町の肺がん検診は、令和8年度に40歳以上になる人(昭和62年3月31日以前生まれ)が対象で、胸部X線検査を行う。自己負担は無料で、保健センターの集団健診と医療機関の個別健診のどちらでも受けられる。個別健診の実施期間は2026年5月11日〜2027年3月31日で、実施医療機関へ直接予約する。同じ年度の2回目以降は全額自己負担。対象・自己負担・検査方法は画像だけのPDF(受診項目について)で確認した。確認したページ・資料に喀痰細胞診の記載はない。ページの更新日は2026年10月2日(2026年10月28日確認)。忠岡町「受診項目について」(PDF)(新しいタブで開きます)2026年10月28日
和泉市40歳以上 無料/1,000円(医療機関で単独)和泉市の肺がん検診は、40歳以上(昭和62年3月31日以前生まれ)の市民が対象で、問診と胸部X線を行う(結核健診を含む)。市内の実施医療機関で受ける場合、肺がん検診だけなら1,000円、市追加検査(特定健診)と同時なら無料(市追加検査に500円の負担金がある)。保健センター・保健福祉センターなどで検診車で受ける結核・肺がん検診(胸部X線のみ)は無料で、各実施日60人程度、保健センターへ電話で申し込む。実施期間は2026年5月1日〜2027年3月末日で、受診は年度内に1回。2027年1月・2月実施分の集団検診の申込みは、2026年12月8日から定員に達するまで電話で受け付ける。自己負担額は受け方によって異なる(検診車は無料、医療機関で単独1,000円、特定健診と同時は無料)。確認したページに喀痰細胞診と費用の免除の記載はない。65歳以上は毎年度の結核健診を勧めている。ページの更新日は2026年4月1日(2026年10月28日確認)。和泉市「肺がん検診」(新しいタブで開きます)2026年10月28日
岸和田市40歳以上 無料(集団・個別)岸和田市の肺がん検診は、受診日現在40歳以上の人が対象で、胸部エックス線検査を行う(65歳以上は結核健診を含む)。料金は無料。医療機関(5月〜3月)での個別検診と、保健センターなどでの集団検診で受けられ、がん検診は個別・集団をあわせて年度内に1回。令和7年度までは50歳以上で喫煙指数600以上の人に喀痰細胞診検査を行っていたが、国の指針に基づき令和8年度から喀痰細胞診検査は行わず、胸部エックス線検査のみになった。集団検診は電話(072-423-8811)か健康推進課の窓口で空き日程を予約する。現在治療中の人、勤務先で受けられる人は対象外。インスリンポンプ・持続性グルコース測定器を使っている人は装着したままエックス線検査を受けられないため、主治医と相談のうえ予約する。ページの更新日は2026年10月2日(2026年10月28日確認)。岸和田市「令和8年度 がん検診等のご案内」(新しいタブで開きます)2026年10月28日
貝塚市40歳以上 無料(集団・個別)貝塚市の肺がん検診・結核健診は40歳以上が対象で、問診と胸部レントゲン撮影を行う。一部負担金は無料。令和8年度から、国の指針に基づき喀痰検査を廃止している。集団検診(肺がん検診・結核健診)は保健センターで予約制(健康推進課へ申込み、インターネット予約あり)。個別検診(結核健診)は2026年5月1日〜2027年3月末日に医療機関で受け、市立貝塚病院では肺がん検診・結核健診を受けられる(事前予約)。2026年10月28日時点の今後の集団検診は、11月4日(山手地区公民館)・15日、12月1日・16日、2027年1月25日、2月14日・22日、3月8日。結核健診か肺がん検診・結核健診のどちらか一方のみ、期間内に1回受けられる。勤め先などで受ける機会のある人は対象外で、対象外の人や同じ年度の2回目以降は全額自己負担。医療機関で肺疾患の治療中・経過観察中の人は受けられず、最近6か月以内の血痰など自覚症状がある場合は、検診ではなく専門機関の受診を勧めている。妊娠中・妊娠の可能性のある人はレントゲン検査を受けられない。インスリンポンプ・持続グルコース測定器を装着している人は、装着したまま検診を受けられない。ページの更新日は2026年9月30日(2026年10月28日確認)。貝塚市「肺がん検診・結核健診(健康推進課)」(新しいタブで開きます)2026年10月28日
熊取町40歳以上 無料(集団・個別)熊取町の結核・肺がん検診は、検診当日に満40歳以上の住民が対象で、問診と胸部エックス線検査(直接撮影)を1年度に1回受けられる。費用は無料。熊取ふれあいセンターのバス検診(集団、Web予約・電話・窓口で事前予約)と、大阪がん循環器病予防センターでの個別検診(健康手帳が必要、健康・いきいき高齢課へ問い合わせ)がある。2026年10月28日時点の今後の集団検診は、2027年1月14日、2月8日・9日・10日。確認したページに喀痰細胞診の記載はない。咳が続く・血の混じった痰が出るなど自覚症状がある場合は、医療機関の受診を案内している。最近胃がん検診(エックス線)を受けた人は受診を控える、妊娠中・妊娠の可能性のある人は受けられない、インスリンポンプ・持続グルコース測定器を装着したままでは受けられないと案内している。ページに更新日の表記はない(2026年10月28日確認)。熊取町「結核・肺がん検診」(新しいタブで開きます)2026年10月28日
泉佐野市40歳以上 無料(集団・個別)泉佐野市の結核・肺がん検診は、泉佐野市に住民票がある40歳以上の人が対象で、問診と胸部エックス線検査を行う。自己負担金は無料。集団検診のほか、健康推進課の窓口で事前に手続きをすると、大阪がん循環器病予防センターで個別に受けられる。1年に一度の受診を勧めている。妊娠中の人は受けられない。65歳以上は感染症法により結核の健康診断を受ける義務があると案内している。血痰・長引く咳などの症状がある人は、検診ではなく医療機関の受診を勧めている。確認したページに喀痰細胞診の記載はない。ページの更新日は2026年4月1日(2026年10月28日確認)。泉佐野市「結核・肺がん検診」(新しいタブで開きます)2026年10月28日
田尻町40歳以上 無料(集団・個別)田尻町の結核・肺がん検診は、年度末年齢で肺がんが40歳以上、結核が20歳以上の人を対象に、胸部レントゲンを行う(石綿(アスベスト)検診も要相談で可能)。費用は無料。たじりふれ愛センターの集団健診と、個別健診(大阪がん循環器病予防センターの5がんセット検診のみ。健康課で受診券を発行してから予約)で受けられる。5がんセット検診の費用は女性2,100円・男性600円(肺がん検診だけを受けることもできる)。確認したページに喀痰細胞診の記載はない。受診日当日に70歳以上の人、65歳以上で後期高齢者医療制度の対象の人、住民税非課税世帯・被保護世帯の人(健診当日までに申請)の免除の案内がある。ページの更新日は2026年3月31日(2026年10月28日確認)。田尻町「健康診査」(新しいタブで開きます)2026年10月28日
泉南市40歳以上 無料(集団・個別)泉南市の肺がん検診は、40歳以上の市民が対象で、胸部X線撮影を1年度に1回受けられる(65歳以上は結核健診を兼ねる)。費用は無料。保健センターの集団検診(すべて午前、窓口・電話・スマート申請で申込み、定員になり次第締切)と、大阪がん循環器病予防センターでの個別検診(事前に保健センターへ申込み)がある。2026年10月28日時点の今後の集団検診は、10月29日、12月3日、2027年2月9日。集団検診では大腸がん検診・胃がん検診(バリウム)も同時に受けられる。確認したページに喀痰細胞診の記載はない。ページに更新日の表記はない(2026年10月28日確認)。泉南市「肺がん検診」(新しいタブで開きます)2026年10月28日
阪南市40歳以上 無料(集団・個別)阪南市の肺がん検診は、受診当日40歳以上の市民が対象で、問診と胸部レントゲン検査を行う。費用は無料。喀痰細胞診検査は令和8年度から廃止された。保健センターでの集団検診(予約制)と、委託医療機関のうち大阪がん循環器病予防センター(2026年4月〜2027年3月末)で受けられる。2026年10月28日時点の今後の保健センターの日程は、男性が12月16日(午前・午後)と2027年2月16日午前、女性が2027年2月16日午後。市内の委託医療機関の一覧で肺がん検診に〇があるのは大阪がん循環器病予防センターのみ。医療機関で受けるときは本人確認書類・健康手帳を持参する。肺がん検診はもともと無料だが、ページでは阪南市国民健康保険の加入者は各種がん検診が無料(マイナ保険証・資格確認書を持参)、生活保護世帯の人は無料(事前の申請が必要)とも案内している。確認したページに更新日の表記はない(2026年10月28日確認)。阪南市「肺がん検診・胃がん検診・大腸がん検診」(新しいタブで開きます)2026年10月28日
岬町40歳以上 無料岬町の結核・肺がん検診は満40歳以上が対象で、65歳以上は結核検診を含む。2026年4月1日から、町の検(健)診の費用はすべて無料。町の健診は集団または個別健診のいずれかで年度に1回受けられ、すべて予約制(集団は保健センターの窓口か電話、個別は指定医療機関へ直接申込み)。日程は毎年4月に配布する「健康づくり日程表」で案内している。確認したページには、結核・肺がん検診の検査の内容(胸部X線など)と、集団・個別のどちらで受けられるかの記載がない。喀痰細胞診の記載もない。気になる症状がある場合は検診を受けられないと案内している。ページの更新日は2026年6月30日(2026年10月28日確認)。岬町「がん検診・健康診査」(新しいタブで開きます)2026年10月28日

制度の内容は変わることがあります。手続きの前に、お住まいの市町の公式サイトや窓口で最新の情報をご確認ください。

肺がん検診(胸部X線)の自己負担と対象年齢(令和8年度)の解説

国の考え方と確認した市町で同じ点

  • 厚生労働省の指針は、肺がん検診の対象を40歳以上とし、受診を特に推奨する年齢を40歳以上69歳以下としています。受診間隔は原則年1回で、検診項目は質問(問診)と胸部エックス線検査です
  • 指針は2025年12月24日に一部改正され(2026年4月1日適用)、肺がん検診の項目から喀痰細胞診が外れました。改正前は、原則として50歳以上で喫煙指数(1日の本数×年数)600以上の人に喀痰細胞診を行うとしていました
  • 65歳以上の胸部エックス線検査は、感染症法に基づく結核の定期の健康診断などで撮影した写真を使って読影するとしています
  • 確認した12市町とも、40歳以上を肺がん検診の対象としています
  • 2026年10月7日の一部改正(2027年4月1日適用)の新旧対照表の改正箇所に、肺がん検診の記述はありません

市町で違う点

  • 自己負担は、忠岡町・岸和田市・貝塚市・熊取町・泉佐野市・田尻町・泉南市・阪南市・岬町が無料、高石市・泉大津市が500円です。和泉市は、検診車の集団検診が無料、市内の実施医療機関では肺がん検診だけなら1,000円、市追加検査(特定健診)と同時なら無料です(市追加検査には500円の負担金があります)
  • 喀痰細胞診(喀痰検査)は、岸和田市・貝塚市が国の指針に基づき令和8年度から実施しない(廃止する)と、阪南市が令和8年度から廃止したと案内しています。ほかの9市町は、確認したページ・資料に喀痰細胞診の記載がありません
  • 受け方は、高石市が集団検診(検診バス。手続きをすると大阪がん循環器病予防センターでも可)、泉大津市・熊取町・泉佐野市・田尻町・泉南市・阪南市が集団検診と大阪がん循環器病予防センター、忠岡町・和泉市・岸和田市・貝塚市が集団検診と医療機関です(貝塚市の医療機関での肺がん検診は市立貝塚病院)。岬町は、確認したページに肺がん検診の受け方の記載がありません
  • 自己負担がある3市のうち、泉大津市は生活保護受給者の免除を案内しています。高石市・和泉市は、確認したページ・資料に免除の記載がありません。ほかの9市町の肺がん検診は無料です(田尻町・阪南市は、健診・がん検診の費用の免除の手続きもページで案内しています)
  • 結核の健診との関係は、結核・肺がん検診として案内しているのが高石市・和泉市・熊取町・泉佐野市・田尻町(田尻町は結核の対象を20歳以上)、65歳以上は結核の健診を含む・兼ねると案内しているのが泉大津市・岸和田市・泉南市・岬町、肺がん検診・結核健診として案内しているのが貝塚市です

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