胃がん検診 胃カメラは何歳から?自己負担と間隔|2026年度 大阪・泉州12市町

公開日:医療・健康

執筆:汐谷 那々子

大阪府泉州地域(大阪・泉州)12市町の令和8年度(2026年度)の胃がん検診は、胃部X線検査(バリウム)の自己負担が熊取町・岬町で無料、高石市・泉大津市・忠岡町・和泉市・岸和田市・阪南市で500円、泉佐野市・田尻町で600円、泉南市で800円、貝塚市で1,000円です。X線の対象は10市町が40歳以上で、和泉市は35歳以上、岸和田市は50歳以上です。胃内視鏡検査(胃カメラ)は10市町が50歳以上(和泉市は80歳まで)を対象に案内しており、自己負担は岬町が無料、ほかの9市町が2,000円です。胃カメラを受けられる年は、偶数年齢の人(和泉市・岸和田市・貝塚市)や、2年(度)に1回などと決められています。高石市・忠岡町は、確認したページ・資料に胃内視鏡検査の記載がありません。2026年10月27日時点の各市町の公式ページで確認しました。

胃がん検診の対象と検査(国の考え方)

  • 対象年齢:厚生労働省の指針は、胃がん検診の対象を50歳以上としています。ただし、胃部X線検査は当分の間、40歳以上を対象としても差し支えないとし、受診を特に勧める年齢を50歳以上69歳以下としています(厚生労働省「がん予防重点健康教育及びがん検診実施のための指針」(PDF))
  • 受診間隔:原則として同じ人について2年に1回です。胃部X線検査は、当分の間、年1回実施しても差し支えないとしています。前年度に受けなかった人のために、受診の機会は毎年度設けるとしています
  • 検査:問診に加えて、胃部X線検査か胃内視鏡検査のどちらかです。市町村が両方を用意する場合、受ける人がどちらかを選びます
  • 市町村の検診:市区町村は健康増進法に基づいてがん検診を行い、ほとんどの市区町村が費用の多くを公費で負担し、一部の自己負担で受けられるとしています。職場や健康保険組合でがん検診を受けられる場合もあります。がんや前がん病変で治療中の人は、そのがん検診の対象になりません(厚生労働省「がん検診」)
  • 指針の改正:指針は2026年10月7日に一部改正され、2027年4月1日から適用されます。改正の新旧対照表の改正箇所に、胃がん検診の記述はありません(厚生労働省「がん予防重点健康教育及びがん検診実施のための指針の一部改正について」(PDF)、新旧対照表(PDF))

2026年10月27日に、厚生労働省と各市町の公式ページで確認しました。

大阪・泉州12市町の胃がん検診の自己負担と対象年齢の一覧

各市町の胃がん検診の案内に書かれている、胃部X線検査と胃内視鏡検査の対象年齢・自己負担額と、胃内視鏡検査の受診間隔です。2026年10月27日に各市町の公式ページで確認しました。

市町

胃部X線検査(対象・自己負担)

胃内視鏡検査(対象・自己負担)

胃内視鏡検査の受診間隔

受け方・補足(2026年10月27日時点)

高石市

40歳以上(年度末年齢)・500円

ページ・資料に記載なし

ページ・資料に記載なし

X線は検診バスの集団検診。健幸増進課で手続きをすると大阪がん循環器病予防センターでも受けられる。費用の免除はページ・資料に記載なし

泉大津市

40歳以上(昭和62年3月31日以前生まれ)・500円

50歳以上(昭和52年3月31日以前生まれ)・2,000円

2年に1回(受けた翌年はX線も対象外)

X線は保健センターの集団検診と大阪がん循環器病予防センター(受診券が必要)。内視鏡は保健センター発行の受診券が必要

忠岡町

40歳以上(昭和62年3月31日以前生まれ)・500円

ページ・資料に記載なし

ページ・資料に記載なし

X線は保健センターの集団健診と医療機関の個別健診のどちらでも受けられる(個別は2027年3月31日まで)

和泉市

35歳以上(平成4年3月31日以前生まれ)・500円

50〜80歳(昭和21年4月1日〜昭和52年3月31日生まれ)・2,000円

偶数年齢(2027年3月31日時点)。奇数年齢で昨年度に受けていない人は受診券で受けられる

X線は集団検診(各日45人程度、保健センターへ電話で申込み)。内視鏡は市内の実施医療機関に直接申込み

岸和田市

50歳以上(受診日現在)・500円

50歳以上(受診日現在)・2,000円

偶数年齢(受診日現在)。受けた後は次の偶数年齢までX線も対象外

X線は保健センターなどの集団検診、内視鏡は医療機関で通年

貝塚市

40歳以上・1,000円

50歳以上(2026年4月1日時点)・2,000円

偶数年齢(2026年4月1日時点)。受けた次年度はX線も対象外

X線は保健センターの集団検診のみ。内視鏡は市内3医療機関。70歳以上は一部負担金が免除

熊取町

40歳以上(検診当日)・無料

50歳以上(検診当日)・2,000円

2年度に1回(前年度の内視鏡受診者・今年度のX線受診者は内視鏡の対象外)

X線は熊取ふれあいセンターのバス検診と大阪がん循環器病予防センター。内視鏡は協力医療機関

泉佐野市

40歳以上・600円

50歳以上・2,000円

前年度の受診者は対象外(受けた翌年度はX線も対象外)

X線は集団検診と大阪がん循環器病予防センター(健康推進課で手続き)。内視鏡は指定医療機関

田尻町

40歳以上(年度末年齢)・600円

50歳以上(年度末年齢)・2,000円

2年度につき1回(受けた翌年度はバリウム検査も対象外)

バリウムは集団健診と大阪がん循環器病予防センターの5がんセット検診(受診券が必要)。内視鏡は指定医療機関

泉南市

40歳以上・800円

50歳以上・2,000円

2年度に1回(昨年度の内視鏡受診者は今年度のX線も対象外)

X線は保健センターの集団検診と大阪がん循環器病予防センター(保健センターへ事前に申込み)。内視鏡は市内の指定医療機関

阪南市

40歳以上(受診当日)・500円(阪南市国民健康保険の加入者は無料)

50歳以上・2,000円

2025年4月以降に市の内視鏡を受けた人は対象外(同じ人はX線も対象外)

X線は保健センターの集団検診(予約制)と大阪がん循環器病予防センター(受診券が必要)。内視鏡は市内の指定医療機関

岬町

40歳以上・無料

50歳以上・無料

2年に1回

内視鏡は個別検診のみ。2026年4月1日から、町の検(健)診の費用はすべて無料

年齢の括弧書きは、各市町のページの数え方です(年度末年齢:高石市・田尻町、受診日・検診当日:岸和田市・熊取町・阪南市のX線、2026年4月1日時点:貝塚市の内視鏡、生年月日:泉大津市・忠岡町・和泉市)。括弧書きのない市町は、確認したページに基準日の記載がありません。「ページ・資料に記載なし」は、確認したページ・資料に胃内視鏡検査の案内がないという意味で、実施していないという意味ではありません。

市町で違う点

胃部X線検査(バリウム)の対象年齢と自己負担

  • 対象年齢:和泉市が35歳以上、岸和田市が50歳以上で、ほかの10市町は40歳以上です
  • 無料:熊取町・岬町です
  • 500円:高石市・泉大津市・忠岡町・和泉市・岸和田市・阪南市です。阪南市は、阪南市国民健康保険の加入者は各種がん検診が無料としています
  • 600円:泉佐野市・田尻町です
  • 800円:泉南市です
  • 1,000円:貝塚市です

胃内視鏡検査(胃カメラ)の対象と自己負担

  • 対象年齢:案内している10市町とも50歳以上です。和泉市は80歳まで(昭和21年4月1日〜昭和52年3月31日生まれ)としています
  • 無料:岬町です
  • 2,000円:泉大津市・和泉市・岸和田市・貝塚市・熊取町・泉佐野市・田尻町・泉南市・阪南市です
  • 記載なし:高石市(ページと「令和8年度 がん検診詳細」)・忠岡町(ページと「受診項目について」)は、胃内視鏡検査の記載がありません
  • 受ける場所:案内している10市町とも、医療機関での個別検診です。ほかの市町の医療機関でも受けられる案内があり、熊取町は泉佐野市・田尻町・泉南市・阪南市・岬町、泉佐野市は熊取町・田尻町・泉南市・阪南市・岬町、泉南市は泉佐野市・阪南市・熊取町・田尻町、阪南市は泉佐野市・熊取町・田尻町・泉南市の指定医療機関でも受けられるとしています

胃内視鏡検査を受けられる年と、X線との組み合わせ

  • 偶数年齢の人:和泉市(2027年3月31日時点)・岸和田市(受診日現在)・貝塚市(2026年4月1日時点)です。基準日が違うため、同じ人でも市町によって偶数・奇数が変わることがあります。和泉市は、奇数年齢で昨年度に市の内視鏡検診を受けていない人は、保健センターの受診券で受けられます
  • 2年(度)に1回:泉大津市・岬町が「2年に1回」、熊取町・田尻町・泉南市が「2年度に1回」(田尻町は「2年度につき1回」)と書いています
  • 前年度などの受診者は対象外:泉佐野市は前年度の内視鏡受診者、阪南市は2025年4月以降に市の内視鏡を受けた人を対象外としています
  • 同じ年度はどちらか一方:泉大津市・和泉市・岸和田市・貝塚市・熊取町(今年度にX線を受けた人は内視鏡の対象外)・泉佐野市・阪南市は、同じ年度にX線と内視鏡の両方は受けられないと案内しています
  • 内視鏡の翌年度(次の偶数年齢まで)はX線も対象外:泉大津市・岸和田市・貝塚市・泉佐野市・田尻町・泉南市・阪南市です

費用の免除

  • 70歳以上:貝塚市(申請不要)・田尻町・泉南市(どちらも受診日当日の年齢)は無料です
  • 後期高齢者医療の被保険者:岸和田市・泉佐野市(がん検診に限る)・田尻町(65歳以上で後期高齢者医療制度の対象の人)は無料です
  • 市民税非課税世帯:岸和田市(受診日までに手続き)・貝塚市(受診前に申請)・泉佐野市(事前に免除券の発行)・田尻町(健診当日までに申請)・泉南市(免除証明書の手続き)です
  • 生活保護:泉大津市(X線・内視鏡のページとも)・忠岡町(受診前に申請)・岸和田市・貝塚市(受診前に申請)・田尻町(健診当日までに申請)・泉南市が免除です。泉佐野市は、生活保護受給者(受給証明書の原本を持参)に減免制度があるとしています。阪南市は、肺がん・胃がん・大腸がん検診のページでは無料(事前の申請)、胃内視鏡検査のページでは減免制度あり(検診前の手続き)としています
  • 岸和田市は、ひとり親家庭医療証、身体障害者手帳(1・2級)を持つ人、中国残留邦人等の支援給付を受けている人も無料です
  • 阪南市の国民健康保険の加入者の無料は、肺がん・胃がん・大腸がん検診のページの記載です。胃内視鏡検査のページには、国民健康保険の記載がありません
  • 岬町は、2026年4月1日から町の検(健)診の費用をすべて無料にしています
  • 高石市・和泉市は確認したページ・資料に免除の記載がなく、熊取町は胃内視鏡検査の免除の記載がありません

受ける前の注意

  • 大阪がん循環器病予防センターで受ける場合:高石市(健幸増進課で手続き)・泉大津市(受診券が必要)・熊取町(健康・いきいき高齢課へ問い合わせ)・泉佐野市(健康推進課で手続き)・田尻町(受診券が必要)・泉南市(保健センターへ事前に申込み)・阪南市(受診券が必要)と、市町ごとに事前の手続き・申込み・問い合わせの方法を案内しています
  • 胃内視鏡検査の受診券:泉大津市は保健センターが発行する受診券が必要です。和泉市は、奇数年齢で昨年度に内視鏡検診を受けていない人が、保健センターで受け取る受診券で受けます
  • 免除の手続き:忠岡町(生活保護、受診前に申請。受診後は不可)・岸和田市(非課税世帯、受診日までに手続き)・貝塚市(非課税・生活保護、受診前に申請)・泉佐野市(非課税、事前に免除券)・田尻町(非課税・被保護、健診当日までに申請)・泉南市(非課税、免除証明書)・阪南市(生活保護、事前に申請)は、受ける前の手続きが必要です
  • 対象にならない人の例:岸和田市は現在治療中の人と勤務先で受けられる人、貝塚市は勤務先などで同じ検査を受ける機会がある人を対象外としています。泉大津市は、職場などで検診を受ける機会のない人を対象としています。泉佐野市は、妊娠中の人は受けられないとしています。岬町は、気になる症状がある場合は検診を受けられないと案内しています
  • 鎮静剤:和泉市(鎮静剤・鎮痙剤)・熊取町・阪南市(鎮痛薬・鎮静剤)は、胃内視鏡検査で使わないと案内しています
  • 全額自己負担になる場合:高石市は対象外の人や適切な間隔をあけずに受けた場合、忠岡町は同じ年度の2回目以降を全額自己負担としています

今後の集団検診(2026年10月27日時点)

2026年10月27日時点で、各市町のページに載っている胃がん検診(X線)の今後の日程です。

  • 高石市:11月12日、12月15日、2027年1月24日・29日、2月15日、3月4日。12月〜3月分のインターネット予約は11月3日17時まで、電話予約は11月5日9時から
  • 泉大津市:すべてのがん検診を1日で受けられる日として、12月7日・2027年3月14日
  • 和泉市:2027年1〜2月実施分の申込みは、2026年12月8日から保健センターへ電話(定員に達するまで)
  • 岸和田市:集団検診は、電話(072-423-8811)か健康推進課の窓口で空き日程を予約
  • 貝塚市:11月4日(山手地区公民館)・15日、12月1日・16日、2027年1月25日、2月14日・22日、3月8日
  • 熊取町:11月25日、2027年1月14日・2月9日
  • 田尻町:日程は「健康だより」で案内
  • 泉南市:10月29日、12月3日、2027年2月9日(定員になり次第締切)
  • 阪南市:男性12月16日・2027年2月16日午前、女性2027年2月16日午後(肺がん・胃がん・大腸がん検診の日程)
  • 岬町:日程は毎年4月に配布する「健康づくり日程表」で案内

確認したページに今後の日程の記載がない市町もあります。対象年齢・自己負担・日程は変わることがあります。受ける前に、お住まいの市町の担当課で確かめてください。

各市町の公式ページ

12市町の対象年齢と自己負担額は、大阪・泉州12市町の胃がん検診の比較表でも並べて確認できます。ほかのがん検診も、大腸がん検診の比較表と記事「大腸がん検診は無料?自己負担と受け方|2026年度 大阪・泉州12市町」、乳がん検診の比較表と記事「乳がん検診 自己負担はいくら?2026年度(令和8年度)大阪・泉州12市町」、子宮頸がん検診の比較表と記事「子宮頸がん検診 自己負担はいくら?何年に1回?2026年度 大阪・泉州12市町」で大阪・泉州12市町を比べています。

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